お知らせ

自動でグラウトを攪拌!「ニードラムS」の販売を開始

従来の二人作業を一人作業に! しかも作業負担を軽減し、品質を確保!

ツインモーターのグラウト材自動撹拌機「KNEADRUM S」の販売を開始

AC100V電源使用、優れた清掃性・運搬性など、使い勝手にも配慮

このほど、セメント系グラウト材の自動撹拌機「KNEADRUM S(ニードラム エス)」を開発し販売を開始しました。


これまで二人作業が標準だったグラウト材の混練が一人で可能となり、混練後の材料性能・品質の安定化も図れます。工事業者やリース会社への直接販売のほか、代理店経由でも販売します。年間販売台数は500台を目標としています。


※改良のため製品仕様は変更される場合がございます



「KNEADRUM S」のチラシのダウンロードはコチラから

商品紹介動画




【開発の背景】

土木や建築現場では、柱や設備の基礎部分の充填材としてセメント系のグラウト材(無収縮モルタル)が頻繁に使われています。グラウト材は粉体で通常一袋25kgで包装されており、使用直前に現場で水と混練して作ります。

その際は、ペール缶等に予め水を入れておき、作業員の一人がハンドミキサーで水を撹拌しながら、もう一人の作業員がグラウト材の袋を持ち上げて少量ずつペール缶に投入する、二人作業が標準となっています。
また、出来上がりのグラウト材の凝固時間や性能に影響を与えないよう、4kg前後の重さがあるハンドミキサーで3分間程度、丁寧に万遍なく撹拌する必要があります。



複数袋を混錬する自動撹拌機はありますが、100kgを超える大掛かりな装置となること、200Vの動力源の確保が容易ではないことなどから、負荷と手間のかかる作業でありながら多くの場合が人の手で混練されています。そのため、作業員によって混練後の品質にバラツキが生じる可能性があり、また、粉体投入時の粉塵や混練後のペール缶洗浄による汚水処理などの課題もあります。

【KNEADRUM S の概要】

これらの問題を解決し、現場の効率化や品質の標準化、作業環境の改善を図るために開発したのが、グラウト材自動撹拌機「KNEADRUM S」です。


<自動撹拌で省人化>

KNEADRUM S」は、セメント系グラウト材一袋用の自動撹拌機です。規定量の水を入れたペール缶に機械をセットし、スイッチを押した後にグラウト材を投入するだけ。一人で全ての作業が可能となり、作業効率の向上につながります。


<安定した攪拌性能>

ツインモーターにより2本の羽根でパワフルに撹拌します。撹拌残りや撹拌ムラがなく、誰が作業してもグラウト材の性能を100%引き出せます。

しかも電源はAC100Vで作業場所を選びません。



<清掃・運搬性もバツグン>

機械本体は錆びにくく頑丈なステンレス材を使用しています。機械本体と容器を分割でき、清掃が容易で搬送時もかさばりません。容器は汎用の20ℓペール缶が使用可能です(本体に1缶付属しています)。

定点での自動撹拌ですので、手動の場合と異なり、ミキサーの羽根がペール缶に触れることは基本的にありません。従って、ペール缶の内側にビニール製の防汚袋(オプション)を被せて、作業完了後は残液を袋ごと固めて廃棄することができます。缶の清掃も簡単に済み、清掃汚水を流すこともありません。


【製品仕様】

■型式:GD-ML15L
■推奨混錬量:10~15L
■羽根型式:D150-3-80
■回転数:1,000min-1
■消費電力:1,200W
■電源電圧:AC100V
■本体重量:17kg
■本体寸法:幅385mm、奥行387.5mm、高さ568mm(羽根含む)※ペール缶を含んだ高さは約590mm
■付属品:20ℓペール缶
■価格:231,000円(税込)